風香銘美まほろばちねつあー報告(2010.7.24)
ちねつあーに出発。
7月24日(土)に、本校商業研究班が企画した地熱PRツアー「風香銘美 まほろば ちねつあー」を実施しました。京都大学名誉教授で湯沢市地熱大使(ポチねつ大使)の芦田讓先生をはじめ13名の参加者と、新聞社やラジオの取材の方が4名来てくださいました。「『地熱のまち・湯沢』プロジェクト」の一員を証明するプレミアムナンバーが入った名札を付けていただき、いざ出発です。
上の岱地熱発電所〜栗駒フーズ
まず初めに訪問したのは、上の岱(うえのたい)地熱発電所です。蒸気の勢いがすさまじく、地熱発電の迫力に圧倒されてしまいました。地熱発電所がある限り、湯沢市から電気がなくなることはないそうです。
次に訪れたのは川原毛地獄です。木が生えない灰色の山肌から蒸気が吹きだし、硫黄臭が漂う景色は本当に不気味でした。この日はガスが出ていて、散策道を歩けなかったのが残念です。
その後に行った栗駒フーズでは、牛乳の試飲をしたり工場の説明を受けました。栗駒フーズの牛乳は、地熱を利用して低温殺菌処理をしているため味が濃くて風味豊かなところが特徴です。私たちのオススメは「こまちヨーグルト」です。中に「あきたこまち」が入っている新食感のヨーグルトです。
多郎兵衛旅館〜小安峡大噴湯
昼食は、多郎兵衛旅館で皆瀬牛の定食です。希望者には温泉にも入っていただきました。また、参加者の皆さんには私たちがプロデュースした「みるくプリン」を試食していただきました。少し改良を加え、8月の「七夕絵どうろうまつり」で販売する予定です。
午後は、小安峡大噴湯を散策しました。川沿いの遊歩道を歩くと、いたるところから温かい蒸気が勢いよく噴き出しており、地熱の迫力を再認識しました。まるで「温泉の川」のようでした。
ツアーの最後を締めくくったのは稲庭うどんの手打ち体験です。私たちも「手綯い」のアドバイザーとしてお手伝いさせていただきました。うどんは乾燥させた後、自宅に送られてきます。みなさんなかなか上手でしたよ。
バスの中では、私たちがバスガイドとして「地熱クイズ」を交えながら地熱スポットを紹介しました。初めは緊張しましたが、予定どおり務めることができたのは参加者の皆さんが温かく見守ってくださったおかげです。クイズの全問正解者には、後日「ちねつあー記念カレンダー」を郵送しました。
これからのちねつあー
添乗員としてはまだまだ不十分なところもあり、反省すべきところもあったツアーでしたが、「楽しかった」という感想をたくさんいただき、これからさらにプロジェクトを進める上での励みとなりました。
地域が活性化するためには、「人と人のつながり」「人とモノのつながり」が欠かせません。今回の「風香銘美 まほろば ちねつあー」を通して、私たちは「参加者の皆さんとのつながり」を得ました。これからも、この「つながり」をもっともっと広めていくつもりです。そして、湯沢市が「地熱のまち・ゆざわ」として活性化する日を目指して活動を続けていきます!
募集!しました
「風香銘美まほろばちねつあー」のお知らせ
現在、商業研究班では、湯沢市の地熱を活かして地域活性化を目指す「『地熱のまち・ゆざわ』プロジェクト」にチャレンジしています。
これまでの調査の結果から、まずは湯沢市民が地熱について知り、市内における地熱の認知度を上げる必要があると考えました。そこで、地熱PRのツアーとして7月に「風香銘美まほろばちねつあー」を実施します。湯沢市の地熱スポットや稲庭うどんの手打ち体験の他、目下開発中のスイーツも味わっていただく予定です。当日は、商業研究班のメンバーが元気いっぱいにご案内いたします。地熱PRキャラクターの「ぽちねつ」にも会えるかも!?
「地熱って何??」「『川原毛地獄』って聞いたことあるけど行ったことはないね~」などの考えをお持ちの方、この機会にぜひ「『地熱のまち・ゆざわ』プロジェクト」の一員となってみませんか?みなさんのご応募お待ちしております。(2010.6.11記)
「ぽちねつ」画像クリックで拡大します
ぽちねつとは!?
「ぽちねつ」とは、商業研究班が考案した地熱PRキャラクターです。
プロフィール
- 名 前 ぽちねつ
- 種 族 秋田犬(オス)
- 出身地 秋田県湯沢市
- 職 業 地熱研究博士
- 年 齢 おじいさん
- 好 物 栗駒フーズのアイス最中(ココア味)
- 趣 味 温泉めぐり
- 特 技 地熱については右に出るものがいないほど詳しい
- 口 癖 湯沢弁「びゃっこ」
- 宝 物 湯沢市民
ぽちねつ大使任命(平成22年3月19日)
資源エネルギー庁の地熱発電に関する研究会座長や環境省低炭素エネルギー導入拡大検討会委員などを歴任している京都大学名誉教授の芦田讓先生が湯沢市から「ぽちねつ大使(湯沢市地熱大使)」に任命されました。